看護師が転職する際に注意したいポイントとして、給与が挙げられます。求人には月給と表記されていることが多いですが、その中には各種手当が含まれている場合があります。月給が高いと思っても、手当を引いた基本給が安くなればボーナスの支給額も変わってきますし、思っている以上に残業が多い職場の可能性もあるでしょう。また、休日や休暇の表記にも要注意です。4週8休や週休2日と表記されていても、毎月必ず8日以上休めるとは限りません。看護師の仕事はシフト制が多いため、他スタッフとの兼ね合いもあります。完全週休2日と表記されていれば週に必ず2日休めますが、ただの週休2日なら月内で2日休める週もあるとの意味合いになるのです。

そして、給与については国立病院や大学病院などの公的病院だと比較的高く、福利厚生もしっかりしています。設備や教育体制も整っていて、安心して働ける環境だといえるでしょう。しかし、自分が良いと思った職場は他人にとっても同じであることが多く、なかなか空きが出ないことも事実です。しかし、民間の職場でも公的病院にはないメリットがあります。職場の雰囲気がギスギスしておらず、仕事に余裕があるかもしれません。また、公的病院で頻繁に行われる勉強会などもそれほどないので、休日に拘束されることは少ないでしょう。医療処置が少ない職場としては介護施設や有料老人ホーム、幼稚園などがあり、医療機関以上にコミュニケーション力が必要になる可能性も高いです。